2014年7月11日金曜日

新訳 思い出のマーニー (角川つばさ文庫)



オススメ度:★★★☆

ジブリで映画化され、話題になった作品

百合か百合じゃないかの論議を呼びましたが、論議になるような微妙なエンドだったのです。

しかも、物語の核心部分が百合か百合じゃないかの審査点になるため、ネタバレ回避すると、そこが言えず・・・というのが今回の騒動の背景なのです

それは、マーニーの正体が・・・という話であり、それはこの作品の根本部分なので言えない


あともすさんの見解からいうと、百合百合しかった、しかし、エンドから考えれば百合作品というには微妙だった、というところです。



母親が事故死し、ロンドンの叔母さんの家に預けられていた女の子アンナが主人公。
何事にも興味がなくぼんやりしているアンナはある日、 ロンドンから移り、海辺の村で過ごすことになる。

しかし、そこでもぼんやりとしたままで、村の女の子たちとも仲良く慣れないまま独りですごすアンナであったが、入江の屋敷に住む女の子マーニーと仲良くなる。

それはもう、夜な夜な家を抜けだしてはボートで秘密のデートをして、砂浜で二人の家をつくったりといちゃこらするのですが

ある日、突然マーニーが居なくなる

マーニーがいなくなってから、マーニーの記憶をほとんど忘れてしまうアンナであったが、ある日マーニーの住んでいた屋敷に子どもがたくさんいる大家族が引っ越してくる。

アンナはその家族の次女プリシラに興味をもち、仲良くなる
そして、プリシラからマーニーの正体についての大きなヒントを得る・・・


というお話。


 
マーニーの正体というのがびっくりで、非常に面白いと思える作品であったのは確か
なのですが、百合的に考えるとやはり、人によって考えが別れるエンドでしょう

しかし間違いなく言えるのは

アンナさんはガチ

好みの女の子しか目に入らず、好みの女の子にがっつりのめり込むガチな娘です、これだけは間違いなく言えます



百合かどうか気になる人でネタバレ気にしない人はすでに見に行った人などに聞いてみるのがてっとりばやいでしょう。

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