2013年8月23日金曜日

願いの欠片と白銀の契約者(アグリーメント)(E-15指定)



オススメ度:★★☆

何気ない日常の中に潜む傀儡を見ることができる能力に目覚めた女の子光奈が傀儡との戦いに巻き込まれる百合ゲー。

感想としてはそこそこ。

カタハネ・アカイイトのようにマストバイって感じのゲームではないが
この値段出して後悔するほどのものではなかった


○良かった点
・ 序盤から百合度高い。百合えっちしたり百合キスしたり百合えっちしたり
・ストーリーが面白い。泣ける
・登場キャラ全てのエピソードをやってくれる丁寧さ
・選択肢が一箇所しか無く簡単


主人公の女の子からのモテモテっぷりはたまらない。キスされたり百合えっちされたり百合えっちされたりry

またストーリーもいい、泣けた


☓悪かった点
・序盤百合度高いのに中盤~選択肢までの百合イベントが少ない
・上と類似するかもしれないが、中盤以降のストーリーが若干だるい。またキャラが一度吹っ切れた悩みで再度悩みだしたりして「・・・?」ってなったり
・キャラごとのルート分岐システムではない。そのため報われないキャラがいたり、ほっとかれたりするキャラがいて悲しい

 ・世界観というか物語の核心部分の設定に納得できるか。人によっては「これはちょっと・・・」と思うような若干の説得力の弱さがあるように感じる。納得出来ないと理不尽な終わりに見えるかも

・若干主人公のキャラが薄い
・百合キスとか百合えっちしてるくせに何かと「彼氏」とか口にする。白ける 。序盤はいいかもしれないが百合イベント経た終盤になっても言う。


世界観というか結末を納得できるかは人を選びそう。 伏線丁寧に回収して全部説明がつくが、若干説得力薄い気がする。主人公がすごい能力持ってるのにこの結末かぁとか思っちゃう感じがあった

主人公のキャラが薄いようにも感じた。光奈ちゃん主人公だが割りと光奈ちゃん主観から別視点に移ることが多いが、その際の光奈ちゃんの影がすっごい薄い感じがする。主人公なのに・・・

キャラごとのルート分岐制ではないのもつらい。序盤ででてくる光奈ちゃんの親友真琴ちゃんなんかめっちゃ報われないし、また光奈ちゃんにガチな感情を抱いてる璃子ちゃんもほっとかれがち。
特に璃子ちゃんに関しては、光奈とジェシカが一緒にいて璃子ちゃんが一人で家にひきこもって悩み続ける展開が多く、璃子ちゃんと光奈ちゃんが思いを育む時間が少ない。
そのため璃子ちゃんが光奈ちゃんに対して抱く恋心の強さがいまいちプレイヤーに伝わってこない。
璃子ちゃんの悩みがエンドの重要な要素ではあるのでしょうがないのかもしれないが、同じくらい光奈への想いも重要であるはず。その割に光奈と璃子が一緒にいる時間が妙に少なすぎる。

個人的に特に辛いと思ったのは中盤以降の百合イベントのなさ。
序盤濃厚な百合イベント満載なのに中盤以降、正直エンドまでほぼ百合イベントがない。
そのせいで、百合キス、百合えっちまでした仲なのに唐突にだたの仲良しさんに戻ったかのような感じすらする。
上で述べた璃子の光奈への想いがいまいちピンとこないもう一つの理由でもある。

 ジェシカ、特に璃子の光奈への想いがあるからこそあの結末が可能であるのにも関わらず、百合イベントが少ない。何かにつけて3人バラバラになってそれぞれひとりっきりで悩むシーンが多く、深い仲を築いてるようには見えない。そのため、大好きですとか恋心とか言われてもいまいちプレイヤーの心に響かない。


 もう少しストーリー全体にわたって百合ってほしかった。


と、このように、ストーリーがいい百合ゲーではあるものの、神ゲーには至らない感じ。
エンドへ持っていくロジックに執心しすぎて百合を疎かにしてしまった感じ。
キャラ同士の信頼・親愛もエンドでの重要な要素であるはずなのだが・・・

悪くはないが、マストバイではないこの感じ。お財布に余裕があったら買ってみるものいいかもしれませんね




<攻略>
選択肢は終盤の一箇所のみ。キャラ個別ルート制ではない
選択肢は最初3つ。全てBAD的なエンド。全部見ると4つ目の選択肢、True解放

Trueエンド後最初からプレイするとサブキャラのエピソード追加。

2 件のコメント:

  1. はじめまして、こういうレビュー求めてました。
    カタハネ・アカイイトが挙がるなら乙女の作法オススメしますよ

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    1. 返信遅れて申し訳ございません。
      情報有り難うございます。
      乙女の作法とはNavelの「月に寄りそう乙女の作法」でしょうか?

      あれはおそらく男の娘ゲーだと思うのですが、どうでしょう

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